雫石町・コネコネ物語 ~5~

3日目。



この日のコネコネは、お昼から男性のお客様が多く...



宇宙人たちは、コネコネの ちょっとくぼんだスペースの落ち着いた席にのんびりと座っていた。






「結局、カレーは食べるのかよ。

エンリケ、おまえ....さんざん俺は食わねぇ食わねぇ言ってたじゃねーかよ!」



「いや。カレーあるなら、最初に言えよ! 

カレーは好きなんだよ、俺はよ!


男はカレーだろ。」












「...しかも、コネコネ焼きカレー、普通にうまかったしよ。びびったわ。
「そう。香ばしさがありながらも、コネコネの焼きカレーはチーズと卵の絡み合う絶妙なハーモニーが... なんつーか、その
「いや、ありきたりな説明はいいよ!

あの 焼きカレー600円はマジではまるな。


俺も、散々言ってたが...まあ今回は認めるぜ。

あの女ども、なかなかやるじゃねぇかよ。」









それは、ありがとうございます。」






「...ぬ!?」





「エンリケさん。宇宙船の修理は、順調ですか?」


「あん?  ...ああ。まあな。」

(こいつ...今日は、髪をおろしてやがる...)





「カレーが好きなら、また ぜひ食べてくださいね。エンリケさん。」



「お、...おう。 なかなか....  うまかったぜ。




(そして、このミニスカートは一体...

焼きカレーのあとのデザートってわけじゃなさそうだが...。

いやはや、なかなかどうして...。

この女...油断禁物だぜ。)







「それじゃあ、ごゆっくり。」














「エンリケ。  


おまえ...  さっき スカート見てたろ?




「バッ...  いや、見てねーし!


なんで、あんな女の...



見てねーし!!」







「言っておくが...


地球人に、恋しちゃ絶対ダメだぞ。


宇宙空間の法律で、我々 金星人と地球人は恋愛してはいけないのだからな。」







「当たり前ェだろ! わかってるよ、んなこと!


誰が、あんな女に惚れるかっつの。

まあ...焼きカレーには惚れたがな。

フッ。


つーか、おまえ...声がデケェよ!


俺たちが金星人だってことは言うな...。無駄に情報流すと、後々めんどくさくなるからよ。









エンリケの心は、焼きカレーとミニスカートの効果で少しずつ柔らかくなりつつあった。





しかし、


















「俺たちゃ、ゆっくりコーヒー飲みに来てんだ。

ちと、静かに喋ろや。」




「なんだぁ、テメーらァ。」








突如、コネコネ店内に険悪なムードが漂い始める...











つづく。













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