漫画「雫石コネコネ物語 4」







エンリケが小岩井に着くころ...


雨はすっかり止んでいた。








そして、








「......。」






「 ...!?」















コネクテッドコネクト

― 佐々木 ―













「...アンタ。

あの雨の中、ずっと待ってたのかい?




食べ物を届けに来てくれたと聞いたんだが...


  機体には触れてないか?

オイルが漏れて、危険な...」








「気安く話しかけないでくれるかしら?



仕事が済んだから、帰るわ。




悪いけど、



宇宙人と会話する気はないの。」










「...なに?   オイ。


俺は 一応、アンタのこと心配してだな。

気遣いのつもりで言ったんだぜ?



...雨の中、待たせて悪いと思ったからよ。



ところで、


帰りはどうすんだい?


なんなら、店まで送るか? あん?」











「二度、言わせないで。


私は、


宇宙人とは会話したくないの。




人のこと送るくらいの余裕があるなら、



少しでも早く、あの邪魔な宇宙船を治して


この町から出ていって!












「オイ。


...おまえ、何しに来たんだ?


喧嘩なら買うぞ。


オメェの心配して来たってのに、なんなんだ その態度はよ!?」











「別に。


あなた、うちのボスに言ったわよね?





地球人とは 話したくないと。


牛が、邪魔だと。




それなら、



この町から出ていって。


あなたは、私のボスと この町の牛ちゃんを侮辱したわ。







うちのボスは、あなた達のことを心配して話したのよ?




私は、あなたを許さない。」












「...ほう。

言ってくれるな、姉ちゃん




わかったよ。




上等だよ。




こんなクソ田舎、


...出てってやんよ!



だからよォ、


頼んでもねぇのに、俺らに関わるのは

もう やめてくれ!!


俺も、アンタらに関わらねぇ。

アンタらも 今後! 一切、俺に関わらねぇ。


それで、いいだろ?





...帰れ!クソアマぁ!!!」
























一方、





その頃...

























「...ねぇ。  宇宙船に、二人 仲間がいるって言ってたじゃない?



エンリケさんと...


もう一人は? どうしてるの?




そして、あなたの名前 ...そういえば聞いてなかったわね。

なんていう名前なの?」










「そうか。言ってなかった。


俺は、ダイソン。


メイン操縦士なんだ。



...エンリケは、整備班長。彼は、副操縦士でもある。









「そう。ダイソンさん。


素敵な名前ね。



...もう一人の、仲間は?」











「死んだよ。






緊急着陸するとき、


大気圏を突破した衝撃で 頭を負傷した。





着陸して、数分で 命を引き取った。



名は、ジョン。  


...ジョン・コナー。



まだ、16才だった。」











「...あ、



...ごめんなさい。


私...   あの、」





「なぜ、謝る?



知らなくて、当然だ。


俺も、聞かれるまでは 言わないつもりだった。


すまん。」



















 心まで 

   濡らす雨かな 

       雫石   









七海は、心の中にふと浮かんだ自らの五・七・五に


私、けっこうセンスいんじゃね?




と、密かに思っていた...。











つづく。











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