雫石「コネコネ物語 3」










宇宙人が来てから、2日目。









   ザー   ザー


ザー    ザー

   ザー    ザー


雫石町 親子カフェ
「コネクテッドコネクト」










「ふぅ~、 雨うぜぇな。クソが!」



「なに買ってきたんだ~?エンリケ。」






笑っちゃいけない...!!

七海は、頑固で真面目なエンリケとの距離を縮めるために


笑わないと、強く心に誓った。






「コメリだよ! 修理の材料!


テメェ なに、のんびり女とくつろいでんだよ!

なに、食ってんだ!?



 ...なんだ、それ!?」





「チーズベーコンラスク的な?


ここのスタッフの、佐々木さんが作ってくれたんだ。




コネコネのメニューらしいぜ?




...そういえば、エンリケ。

佐々木さん、まだ紹介してなかったな?」









「知らねーよ!

誰だよ。佐々木って!




それより、おまえ...

あんまし、地球の腐った飯は食うんじゃねぇぞ。


体に悪いからな! ぶえっくしっ!」










「エンリケさん。無理しないで、食べてください。


昨日から、


寝てないし...食べないし、


少し、休みながらじゃないと効率が悪いんじゃ... 





七海は、笑いをこらえながら

ゆっくりと話した。





笑ってはいけない。


死に際と戦いながら、


それでも必死で、宇宙船を修理するエンリケの気持ちを考えれば


と、考えるほど



笑いが込み上げてきた。




「オイ。女ァ!



...言ったはずだ。






俺に!


気安く!


話しかけるんじゃ~...  ねぇ!!





オ!俺に!

キ!気安くぅ!


ハ!話しかけるんじゃ~ ねぇ!!



君と僕の約束、

オ・キ・ハだ!

ぶえっくし!!覚えとけ!!」















七海にとって

エンリケの、ひとつひとつが


ツボった。






~~~~~~~~~~~~~~~~~













「エンリケ! そういえば、佐々木さん。


チーズベーコンラスク的なやつ、

腹が減ってるおまえに届けようとして 宇宙船の方に行ったぜ。ついさっき。

行ってやれよ!牛の町、小岩井な!





「 ...あん?  オイ!!

勝手に宇宙船の方に行っちゃダメだ!


 ...雨の影響で機体からオイルが流れてんだよ!

地球人がオイルに触れたら、死んじまうぞ!?


なんで、連絡しねぇんだよ!バカが!! 」






「え!?  そんな...


早く、知らせに行かないと!!!」








「まずいぜ...こりゃ。


エンリケ!  頼む!

行ってくれ!」









「ちっ...!


バカどもが!  ...俺が行ってくるから



おまえらは、そこで待ってろ!」











エンリケは、ダッシュで小岩井に向かった...。














つづく。


次週...第4話

「エンリケと佐々木の間に、今日も冷たい雨が降る。 in 小岩井」






お楽しみに!







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